2013/12/26

前回の追加

どうもこんにちは、尾谷です。

前回のパンツの追加情報を書く前に年末年始の営業について。

年末は両店舗31日の夕方位まで(たぶん6時過ぎくらいですかね)
年始は北口フーチークーチーのみ3日から(もしかすると2日も夕方からオープンするかも)
4日からは通常営業に戻ります。


それでは前回のパンツの情報の追加です。
まあ、あくまで余談です。

まず訂正から。

イギリスと書いてありますが、詳しくはスコットランド連隊が使用していたもののようです。

手元には新しいタイプしか残っていないのですが、タグがこちら。

ここにある「TREWS」とは、スコットランドの細身のタータンチェックのパンツのことを意味し、このタータンという言葉の語源が中世フランス語のtiretaineで薄く軽いウール地のことを指すようです。

そして前回分からないと言っていたチェックの柄によって使い分けがあったかどうかということですが、残念ながら詳細までは分かりませんでした。しかし、所属部隊や年代によってチェックの柄が違うことはあったようです。

前回のブログの3枚目のパンツのチェック柄は現在のファッション用語にもあるように「ブラックウォッチ」という柄で、1700年代からハイランド監視兵が使用していた伝統あるタータンです。
ブラックウォッチとは兵士が身につけていた濃緑色のタータンが黒く見えた為そう呼ばれるようになりました。「黒い監視兵」という意味があるようです。後に部隊の正式名称にもなります。

1746年のカロデンの戦いに負けることでタータンの着用を禁止された際にも、ハイランド部隊が氾濫の鎮圧に協力したこともあり例外で「ブラックウォッチ」のみ着用を許可され、タータンという文化が廃れかけた時代にも唯一残った柄です。

その後、タータンが復活する際にブラックウォッチを基本に派生していったようなので、現在のタータンの基本がブラックウォッチといっても過言ではないのではないでしょうか。


こんな感じで色々と調べながらグダグダと書いていますが奥が深い世界です。

現在もブラックウォッチは使用されていて柄のcmの違いで使い分けがあるようですが、cm単位で使い分けがあっても使用している本人も絶対に分からないですよね。
ちなみに現在のスコットランド連隊で使用しているのが27.5cmなのでうちにあるものはそれのはずです。どこを測って27.5cmかは僕もよく分からないです。


これを書きながら1番興味をもったのが、つまりは1700年代のタータンを使用した服が存在するってことですよね?欲しいとは言わないですが、見てみたい!!とすごく思いました。いや1700でなくても1800年代、もしくは1900年代初頭でも十分です。

そろそろ締めくくります。
こんな感じでうちで扱っている商品に関しては長いストーリーがあるものが多いです。面白い世界ですね。(もうこんなに気合いれてブログ書くことはないと思います。)

あとこのパンツは好評なので在庫も僅かです。本当に一般的な相場からみても安いですし、これだけの量がいっきに入ることは稀だと思います。

何よりただ単純にモノとして格好いいです!!

それでは。

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